子供の爪切りは、意外と気を使う。
ちゃんと見えるのが10cmくらいの距離なので、爪を切るときはかなり顔を近づける。
深爪しないように、慎重に切る。
ただ、顔を近づけている分、子供が少し動くだけで足が顔に当たったりする。
目を蹴られたら危ないな、と思いながらやっている。
そんな中で、一度、切った爪が目に入っってしまったことがあった。
とりあえず擦らないようにして、手持ちの抗菌の目薬をさした。
緑内障手術経験者あるあるで、抗菌の目薬は常に持っている。
目薬と涙で流せば出ると思ったけれど、全然出てこなかった。
砂のような小さいゴミと違って、爪はなかなか手強い。
あまりやりたくないけれど、コップに水を満タンに入れて、その中で目をパチパチしてみたけれど、それでも出てこなかった。
目の中で爪がコロコロして違和感半端ないし、白目は充血するし、涙は止まらないし、不快感がすごかった。
ゴミが入った時に心配するのは3点。
ひとうめは緑内障の手術をしたところ。
緑内障手術をしたのは目の上の方の瞼の中なので、目にゴミが入っただけで傷つくことはめったにない。
爪は下瞼の方にいるので、こすらなければ大丈夫。
ふたつめに心配なのは、目に傷がつくこと。
目に傷がつくと治療のために難航をいれたりする。
片目しか見えていない私にとっては、治療中に見える方の目が使えなくなると、日常生活を普通におくれなくなる危険がある。
みっつめに心配なのは感染。
緑内障の手術をしたところは細菌感染しやすいので、しばらく注意が必要。
でも、さしあたって一番困ったのが、爪が目の中にはいったまま出てこないこと。
仕方がないので、休日にやっている眼科を探して受診した。
診察では、少し話がかみ合わなかった。
先生は、緑内障の手術箇所を心配して来たと思っていたようで、「手術のところはきれいですよ」と言われた。
自分としてはそこはあまり心配していなくて、単純に目の中にある爪を取ってほしかった。
最終的には取ってもらい、その後は抗菌の目薬を数回さして様子を見た。
朝爪が目に入ったので、その日は抗菌の目薬を4回。次の日も念のため4回さした。
次の日は少し目ヤニが多かったけれど、違和感はなく、そのまま落ち着いた。
まさか子供の爪切りが、こんなに危険な作業だとは思わなかった。

